ターメリックはどんなスパイス?使い方や効能を解説!【スパイス辞典】

ターメリックライスの使い方 スパイスカレー

ターメリックはスパイスカレー作りの中でも基本の3大スパイスの一つとされ、絶対に持っておきたいスパイスです。ウコンの別名でもあるので、お酒を飲む人にとってはそっちの方が馴染み深いかもしれませんね。

今回はそんなターメリックについて紹介します!

基本データ

ターメリックの画像

科名

ショウガ科ウコン属 多年生草本

別名

ウコン

原産地

インド・熱帯アジア

部位

根茎

特徴

ターメリックはウコンの別名でもありますが、ウコンは大きく分けて2種類存在し、春ウコンと秋ウコンがあります。

春ウコンは春に花が咲くことからそう呼ばれ、黄色みが強く苦味が強いのが特徴です。クルクミンの量は秋ウコンに比べて少ないですが、精油成分やミネラル成分が豊富に含まれます。その苦味から食用には不向きで健康食品の原料として使われることが多いようです。

そして、秋ウコンを粉末にしたものがターメリックとして利用されています。秋ウコンの方がクルクミン量が豊富でなんと春ウコンの10倍も含まれているそうです。クルクミンが豊富すぎるが故に肝機能が弱まっている人や妊娠中は負担をかけてしまう場合があるようなので注意しましょう。

歴史

原産地である東インドでは紀元前から栽培されていて、料理以外にもアーユルヴェーダでも使われていたようです。他にもヒンドゥー教の儀式で使われていたとも言われています。

効果・効能

ターメリックにはポリフェノールの一種であるクルクミンという成分が豊富に含まれ、抗酸化作用・抗炎症性が期待されます。抗酸化作用に関してはアセトアミノフェンの4~5倍の効果があるという研究もあるみたいです。
クルクミンには以下の効果が期待されます。

  • 消化促進
  • 肝機能促進
  • 関節炎の軽減
  • 抗アレルギー作用
  • 月経調整
【ホントに!?アルツハイマー病の予防と治療効果について】

最近の研究でクルクミンがアルツハイマー病の予防・治療に効果があるのではないかという話があるみたいです。中でもターメリックの消費大国であるインドの発症率が低かったことから注目が集まっているようなのです!

自分自身、毎日ウコン茶を飲むようになってから頭がすっきりするような感覚がありました(笑)

ブラックペッパーと一緒に摂取することでクルクミンの吸収力が大幅に上がるのでカレー作りの際には合わせて使うのがベストです!

使い方

ターメリックは乾燥させた根茎を粉末状にしたパウダースパイスを使用することが一般的です。
クルクミンが油溶性であるため、油と一緒に使用することで発色がよくなります。香りを引き立たせるためにも、水を加えて煮込む前の火入れはしっかりと行いましょう。

ターメリックの使い方として、もう1つオススメしたいのがターメリックライスです!
普段のカレーのごはんをターメリックライスにするだけでもエスニック感がぐっと上がりますよ!

ターメリックライスの作り方

材料
  • お米:3合
  • 水:600ml
  • ターメリック:小さじ1.5
作り方
  1. 研いだお米と水・ターメリックをよく混ぜます。
  2. 20分浸水し、再び混ぜて通常通り炊飯します。
炊飯器で炊飯する場合、ターメリックのにおい・色が移ってしまう場合があります。心配な人はお鍋で調理するようにしましょう。

相性

相性が良いスパイス

クミン、コリアンダーシード、カイエンペッパー、ブラックペッパー、ブラウンマスタード、シナモン、クローブ、スターアニス、パプリカ

相性が良い食材

肉類、魚介類、じゃがいも、にんじん、キャベツ、ほうれん草、なす、ブロッコリー、柑橘類、豆類、ココナッツ、卵、ヨーグルト

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